同性愛者であることを隠して暮らす18歳の高校生純(金子大地)と腐女子の同級生三浦さん(藤野涼子)。ある日、純は書店で三浦さんがBL本を購入するところに遭遇する。「BLはファンタジーだ、現実のゲイは汚い」という純に「それは現実のゲイの人に失礼」と猛抗議する三浦さん。純は、自分が実はゲイだということは母親陽子(安藤玉恵)にも隠している。三浦さんに興味を持った純は、彼女が愛する同人誌イベントに同行する。一方、自分を自分として誠実に見てくれる純に惹かれる三浦さん。二人は急接近し、幼なじみの亮平(小越勇輝)がお膳立てしたデートでついに純は三浦さんに告白される!―「三浦さんとなら普通の幸せを手に入れられるかも。」三浦さんと順調にデートを重ね、いざセックスしようとするその矢先―。意外なことからぎくしゃくしてしまった2人は温泉に向かう。なんと純はそこで、ゲイパートナーのマコトさん(谷原章介)と鉢合わせする。純と三浦さんの恋の行方はやがて、マコト、純の母、同級生にも波乱が起き、二人の恋愛模様はダイナミックに急展開していく――。